断言します。

残業代で稼ぐという考えは損しています。

 

 

しかし、実際にはこのタイプの社員が多くの会社に存在します。

 

なぜかと言うと、その方が手っ取り早く稼げるからです。

 

仕事ができなくても、成長しなくても残業さえしていれば残業代で稼げるからです。

(残業代を払わない会社の場合は、もちろん話が変わってきますが)

会社にとっては、損しかない

残業代で稼ぐという社員は会社にとっては損しかありません。

 

これは説明するまでも無いですが、こなす仕事量は変わらないのに残業代を払わなければならないからです。

 

手っ取り早く稼げるからと、多くの社員がこんなことをはじめると会社は赤字になります。

 

でも、社員にとってはそんなの知ったこっちゃない(これは言いすぎかな?)

 

だから、このタイプの社員はいなくならないんです。

 

3つの事を会社が約束すれば解決する

しかし、この問題はめちゃくちゃ簡単に解決できます。

 

以下の3つを会社が制度化して約束するだけです。

 

・利益が出たら利益の一定割合をボーナスで還元すること

無駄な残業が多い社員は評価を下げること
(ボーナスが下がるし、昇給も少ない)

・業務を効率的にこなす社員、そして優れたやり方を他の社員に教える人の評価を上げること
(ボーナスが上がるし、昇給も多い)

たったこれだけです。

 

残業代で稼ごうと、無駄な残業をする人は、ボーナスが下がるし昇給も少なくなる(又は給料が下がる)ので損をします。

 

損をするなら、そんな働き方を辞めるのが自然な流れです。

 

あくまで、「無駄な残業」をする人の評価を下げるというのがポイントです。

どうしても発生してしまった残業については評価を下げないのです。

 

さっさと仕事を終わらせて定時で帰る方が、ボーナスも増えるし昇給も多いのなら、社員の多くは業務を効率化したほうが良いと認識します。

 

 

成長すれば残業もしなくて良いし、ボーナスも昇給も多いとなれば会社はどうなりますか?

 

そうなると、確実に会社の売上が上がり、利益も上がります。

 

するとどうなるか?

 

利益の一定割合をボーナスで還元することを約束しているので、社員のボーナスは増えます。

 

更に効率化が進んで、空いた時間で他の事も出来るようになるとどうなるか?

 

更に売り上げが上がり、利益も上がります。

 

すると、またまた社員のボーナスは増えます。

 

この繰り返しです。

 

ちなみに、無駄な残業を繰り返す人は残業代は出ますが、ボーナス査定は最低ですし、昇給もありません(場合によっては降給)。

 

結局労働時間だけ増えて、手取りは増えないのでずっと損したままです。

 

それなら、頑張って成長して残業を減らそうと考えるのが成り行きです。

 

または自然と会社を辞めて、新たに残業代で稼げる会社を探すことでしょう。(それはそれで会社や周りの社員にはプラスです)

 

実際に導入した会社は売上を伸ばしている

当事務所のアドバイスに共感して、この制度を導入した会社は今、売り上げが右肩上がりです。

 

社員も経営感覚が身について、率先して動いてくれるので導入して本当に良かったと言われています。

しかし、アドバイスしても導入してくれない会社も多い

この考えを導入した会社は上手く行っているのに、このアドバイスを受け入れてくれない会社も多いのが実情です。

 

その割には、「残業が減らない」、「社員が思ったように働いてくれない」などの愚痴をこぼすので私も困ってます。。。。

 

「それでしたら、こういった制度を導入して社員に還元することを約束してください。そうすれば解決しますよ。」って言うと、何かごにょごにょとやらない言い訳ばかり・・・・。

 

私は、なぜこんな単純な制度を導入しないのか不思議で仕方がありません。

 

 

社員に還元しないのなら、社員にいろいろ求めてはいけないと私は思います。

 

 

それと同じで、社員も努力しないのなら、会社にいろいろ求めてはいけないと私は思います。

 

そこはお互い様だと思うんですよね。

 

 

この2つの考えをシンプルにまとめたのが、先ほどの約束だったわけです。

・利益が出たら利益の一定割合をボーナスで還元すること

無駄な残業が多い社員は評価を下げること
(ボーナスが下がるし、昇給も少ない)

・業務を効率的にこなす社員、そして優れたやり方を他の社員に教える人の評価を上げること
(ボーナスが上がるし、昇給も多い)

共感者、増えないかなぁ。