うちの会社は離職率が高い!
社員がどんどん辞めてしまう!
どうにか離職率を下げる方法はないか!
このような悩みを抱えている経営者は本当に多いですが、離職率を下げる方法を伝える前に、このような質問をすることにしています。
その社員がナゼ会社を辞めたのか理由を説明できますか?
このように聞かれると、建前上の理由は分かっていても、辞めた本当の理由が分からないことがほとんどです。
給料に不満があったのかもしれませんし、人間関係かもしれません。
人事評価に不満があったのかもしれませんし、労働時間に不満があったのかもしれません。
他にも人が会社を辞める理由はたくさんありますが、本当のところは分からないものです。
それに、人が辞める理由は会社によって様々なので、「他の会社ではこうだから」とはいきません。。
辞めた理由が分からなければ、改善方法も分からない
そして、あなたの会社で、社員が辞めた本当の理由が分からないということは。。
その改善方法も分からないということになります。
社員が辞めた本当の理由が分からなければ、同じことを繰り返すことになり、永遠に離職率の問題は改善しません。
では、どうすればいいのか?
それは、今いる社員の不満を引き出すことです。
社員が何に満足していて、何に不満を感じているのか。
それを引き出すところから全てが始まります。
人は、体調が悪い時は病院に行って検査を行い、
悪い部分を特定して、その部分に対して治療を行います。
会社だって同じことが言えます。
悪い部分を特定して、その部分に対して改善を行えば良いのです。
給料に不満があれば、給料について改善する。
人事評価に不満があれば、人事評価について改善する。
もちろん、実際の改善行動は、そんなに単純ではありませんが、
「何を改善したらよいか分からない」状態が、
「コレを改善すれば良いということが分かった」状態になった
この差は非常に大きく、離職率にも大きな差が出るのです。
それに、「不満を言っても無駄」という雰囲気から「意見を聞いてくれる」という雰囲気に変わることで、さらにプラスの効果があります。
たったこれだけのことでも、効果は絶大です。
改善行動は、社員の意見を聞くところから始まります。
社員の意見を聞くことが「できる会社」と「できない会社」
どちらが良い会社なのかは火を見るより明らかです。
では、どうやって社員の不満を引き出すのか?
でも、皆さんはこう感じるのではないでしょうか?
「そもそも、どうやって社員の不満を引き出すの?」
「社員に直接確認できないし」
おっしゃる通りです。
普通に社員に不満点を聞いたって答えてくれません。
「不満なんてありません」って答えられるのがオチです。
経営陣を目の前に、不満を堂々と言える人なんてほとんどいません。
では、匿名ならどうでしょう?
誰が発言したかどうか分からない
その意見を元に、社内を改善してくれる
この2点が約束されたとき、状況は大きく変わります。
社員は、いろんな意見を本音でぶつけてくれるようになります。
では、そのための手法とは何でしょうか?
それは、「社員満足度調査」という方法です。
ある調査では、社員の定着率が高く、離職率が低い職場の多くは、この「社員満足度調査」を実施しているということが分かったそうです。
当事務所では、当初からその事実を知っていましたが、ついに統計的にも証明されました。
もし、あなたの会社の離職率が高いのでしたら、いますぐに社員満足度調査の準備を行ってください。
社員の定着率を上げ、離職率を下げるための第一歩
それが社員満足度調査であることは間違いないのですから。