採用試験で、
パソコンが使えるかを確認する最良の方法
答えは実に簡単
それは、実際にパソコンを使ってもらうことです。
つまり、実技試験を行うということです。
たったこれだけで、面接でどんな質問をするよりも簡単に、そして確実に能力を判断することができます。
あなたの会社では、採用試験で実技試験を導入していますか?
もし、導入していないのなら今すぐ導入しましょう。
その効果は、保証します。
実際にパソコンを使ってもらうメリットは絶大
面接で
「パソコンを使えますか?」
なんていう質問をしても、応募者は自分を良く見せたいので、ほとんどの人がウソをつきます。
ウソというと大げさですが、大抵は自分ができる事よりも少し上のレベルに見せようとしてきます。
会社としては、このウソを見抜く技術が必要になります。
もちろん、質問方法を工夫することで多くをふるいにかけることはできるのですが、そんなことをしなくても「実際に使ってもらう」これで十分です。
実際に私はクライアントの面接に同席する事がありますが、初めて実技試験に同席したときに、その効果に驚愕したのを覚えています。
そのとき、実技試験では、こんなにもいろんな事が手に取るように分かるのか!と目からうろこが落ちたのです。
その実技試験では、どのような事が手に取るように分かったかと言うと
- パソコンの最低限の操作ができるか
- ブラインドタッチができるか
- その会社で使うソフト(Excelなど)の基礎知識
- 指示したことを確実に理解して、的確に実行できるか
- その他、いろんな情報
実技試験をしているので、これらが分かるのは当然ですが、驚くのは
「パソコンの操作には問題ありません」
「一通りの操作はできます」
「前職で使っていたので問題ありません」
このように答える人のほとんどは、超初心者レベルであることだということです。
会社からすれば、「よくこのレベルでパソコンが使えるなんて言えたもんだな」という印象なのです。
本人が答える内容が、いかにあてにならないかと言うのが良くわかります。
パソコンを使ってもらうと意外な副産物が!
これだけでも、パソコンを使ってもらう価値があるのですが、この試験では意外な副産物も得ることができます。
それは、パソコンに関する課題を与えて、その課題をこなすことができない時に「どんな行動を取るかを見ることができる」ということです。
一例を挙げると
- 何も言わず、考え込む
- すぐ、私には分かりませんと答える
- パニックになり、指示されたこととは全く違うことをやりだす
他にもいろんなパターンがありますが、上記だけでもいろんな事が分かります。
「何も言わず、考え込む」という人は、仕事でも分からないことをそのままにして、仕事が進まないタイプかもしれません。
「すぐ、私には分かりません」という人は、分からないことはすぐに他の人に聞くタイプかもしれません。
「指示されたこととは全く違うことをやりだす」という人は、相手が話していることをしっかりと理解できないタイプかパニックになりやすいタイプかもしれません。
これらが良い悪いは別として、会社の職種にその人があっているか、会社が求める人材に近いのかを判断する材料が増えることが非常に重要です。
このように、いろんな情報が手に入り、採用の合否の大きな材料になり、デメリットはありません。
採用試験の際、パソコンが使えるかどうかを判断したい場合は、必ずパソコンを実際に使ってもらいましょう。
では、どのような内容の試験をするのか?
確かに気になります。
しかし、さすがにそれは、当事務所のクライアントに提供している情報です。
ここで公開してしまうと、クライアントを裏切ることになります。
誰でも無料で読めるこのブログで公開するのはご容赦ください。